心臓血管外科

常勤医5名(うち心臓血管外科専門医4名)、非常勤医1名の体制で心臓大血管、末梢血管の外科的治療を中心に診療を行っています。
常勤医5名のうち4名は併設関連施設である埼玉石心会病院との兼務です。
そのため日帰りが可能な下肢静脈瘤以外の手術は手術室と入院施設を有する埼玉石心会病院で手術を行っています。

当科で診療が可能な疾患

心臓疾患:心臓弁膜症(大動脈弁、僧帽弁等)、狭心症、心筋梗塞、心房中隔欠損症、心臓腫瘍、肺動脈内血栓塞栓症
大動脈疾患:胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、急性大動脈解離、解離性大動脈瘤
静脈疾患:下肢静脈瘤、深部静脈血栓症
動脈疾患:腸骨動脈瘤、下肢動脈瘤、急性動脈閉塞症、閉塞性動脈硬化症
透析患者さんの内シャント不全

当科で施行している主な手術とその特徴

*( )内は年間のおおよその手術数です

心臓弁膜症に対する人工弁移植や弁修復手術。(年間80~90例)

人工弁は血栓ができやすく、感染に弱いため、極力人工弁を使わない弁形成術で弁を修復しています。現在は僧帽弁手術の8割以上の患者さんが人工弁を移植することなく、修復に成功しています。

胸部や腹部の大動脈瘤に対するステントグラフトや人工血管移植手術。(年間70~100例)

大動脈瘤の治療には大きな傷で直接動脈瘤を切開して、人工血管を移植する開胸(腹)手術と小さな傷から管を使って人工血管を入れるステントグラフトがあります。当院ではステントグラフトを平成22年に導入し、近年積極的に行っています。
平成24年は71例中26例を体の負担の少ないステントグラフトで治療しました。

狭心症や心筋梗塞に対する冠動脈バイパス術。(年間40~60例)

冠動脈バイパス術には心停止下と心拍動下に行う方法があります。心停止下の手術は血管吻合を容易にしますが、患者さんの体への負担が増え、脳梗塞も発生しやすくなります。逆に心拍動下の手術は血管吻合が難しくなりますが、患者さんへの体の負担が減ります。当院では体の負担が少ない心拍動下手術を積極的に取り入れています。冠動脈バイパス術はカテーテルの治療ができない時に行います。狭心症や心筋梗塞が疑われる時は最初にカテーテル治療を行う循環器内科を受診してください。

透析患者さんの内シャント不全に対する手術(年間150~200例)

透析のための血管(内シャント)が閉塞した時に手術やカテーテルで治療しています。

下肢静脈瘤に対する手術(年間50~80例)

比較的軽症で入院を希望しない患者さんを年間50例ほど外来で日帰り手術をしています。今後、最新のレーザー治療の導入も考えています。

足や手の動脈閉塞に対する手術(年間15~20例)

カテーテル治療ができない場合、当科で血栓をとる手術やバイパス術を行っています。 狭心症や心筋梗塞と同様に動脈閉塞が疑われた場合カテーテル治療を行う循環器内科を最初に受診してください。

当科診療上の特徴

外科的手術を必要とする心臓血管関連の疾患には24時間365日対応できる体制を整えています。そのため動脈瘤破裂、急性大動脈解離や急性動脈閉塞などの緊急手術を多く行っています。また80歳以上、透析や以前心臓手術を受けた患者さんなどの一般的にリスクの高い手術にも対応しています。
少ないスタッフで年間400例以上の手術を行っています。そのため医師一人当たり経験数が多く、熟練した医師に治療を受けることが可能となります。
下記が近年の埼玉石心会病院で行った手術数です。

10年間に埼玉石心会病院心臓血管外科で施行した手術数
H15年~H19年
H15年 H16年 H17年 H18年 H19年
心臓弁膜症の手術 35 28 54 66 85
胸部大動脈瘤 12 23 49 40 40
腹部大動脈瘤 14 25 32 23 47
冠動脈バイパス術 54 51 42 50 67
動脈閉塞の手術 5 2 19 16 21
内シャントの手術 6 4 13 11 18
下肢静脈瘤 15 19 20 23 23
その他 22 38 50 68 50
総手術数 163 190 279 286 316
H20年~H24年
H20年 H21年 H22年 H23年 H24年
心臓弁膜症の手術 91 76 79 78 84
胸部大動脈瘤 21 52 46 38 37
腹部大動脈瘤 29 36 51 25 48
冠動脈バイパス術 51 58 46 54 43
動脈閉塞の手術 15 20 16 14 21
内シャントの手術 32 95 154 183 206
下肢静脈瘤 7 4 4 15 22
その他 45 70 47 40 40
総手術数 269 393 419 426 476

患者さんが当院を受診しやすくするために、当科で行われている診療内容を情報公開しています。具体的な試みとして、手術の数や成績は偽りなく、紹介医やホームページに公表し、常に成績改善の努力をします。また心臓・大血管手術は手術画像を記録しています。患者さんのご希望があればDVDにダビングし、お渡しすることが可能です。

担当医が診察ごとに変わると治療方針や説明内容が変わり、不安を感じる患者さんがいます。手術前の説明から手術の執刀は極力同じ医師が担当するように努めます。また心臓大血管の手術には危険性が伴います。手術の前に手術の必要性、方法や予想される危険性について充分説明します。患者さんやご家族が理解および納得した上で手術を行います。決して手術を強要する事はしません。
他院よりのセカンドオピニオンは随時受け入れています。また他院へのセカンドオピニオンをご希望される患者さんは担当医にご気軽に相談してください。

今月の診療体制表

午前9:00~11:30 小柳(心臓血管総合外来) 今関 小柳(心臓血管総合外来) 木山【初診・紹介】 小柳(心臓血管総合外来) 今関
- - - 今関 今関 -
午後13:30~16:30 木山 今関 加藤【初診・紹介】 今関 今関 -

(数字)=実施週

診療時間

当院の外来診療は、全科予約制となっています。
当日診療の場合でも、事前に予約をお取り頂くようお願いします。
当院では、患者さんの待ち時間を少しでも短くするため全科予約制となっています。ただし診療内容によって待ち時間が発生することはご了承ください。
ご予約は、お電話またはファックスで受け付けており、診療科に空きがあれば当日予約にも対応できます。 30分単位の予約枠ごとの診療となります。

予約の方法

さやま総合クリニック予約専用電話

04-2953-9995

受付時間:月~金曜日  8:30~19:00 土曜日  8:30~12:30